ブログ

お金と生活に役立つ情報

新NISA完全ガイド|つみたて投資枠vs成長投資枠の使い分け|2025年版

公開日:2025年12月23日|更新日:2025年12月23日|カテゴリ:投資・資産運用

2024年1月に開始された新NISAは、従来のNISAから大幅に改善され、「生涯投資枠1,800万円」「非課税期間が無期限」という画期的な制度になりました。しかし、「つみたて投資枠と成長投資枠をどう使い分ければいいの?」という疑問を持つ人も多いはずです。

この記事では、新NISAの仕組みから、つみたて投資枠と成長投資枠の最適な使い分け方まで、投資初心者でも分かりやすく徹底解説します。

この記事で分かること:
  • 新NISAの基本(旧NISAとの違い)
  • つみたて投資枠と成長投資枠の違い
  • 投資レベル別の最適な使い分け方
  • 年間投資額別のシミュレーション
  • 意外と知られていない新NISAのポイント

1. 新NISAとは?2024年の大改正を解説

新NISAの基本スペック

項目 新NISA(2024年〜) 旧NISA(〜2023年)
非課税期間 無期限 つみたて:20年、一般:5年
生涯投資枠 1,800万円 つみたて:800万円、一般:600万円
年間投資枠 360万円 つみたて:40万円、一般:120万円
併用 可能 不可
売却後の枠 復活する 復活しない
💡 意外と知られていないポイント:
新NISAでは、売却した分の投資枠が翌年に復活します!例えば、100万円分を売却すれば、翌年に100万円分の枠が追加されます。つまり、生涯投資枠1,800万円は「使い切り」ではなく「循環する枠」なのです。

新NISAの2つの投資枠

新NISAには、「つみたて投資枠」「成長投資枠」の2つがあり、両方を同時に使えます。

項目 つみたて投資枠 成長投資枠
年間投資枠 120万円 240万円
生涯投資枠 制限なし 1,200万円まで
投資方法 積立のみ 積立・一括OK
対象商品 金融庁指定の投資信託 上場株式・投資信託等
商品数 約280本 約2,000本以上

2. つみたて投資枠vs成長投資枠の違い

つみたて投資枠の特徴

対象:金融庁が厳選した低コストのインデックスファンド約280本

代表的な商品例:
• eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
• eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
• 楽天・全米株式インデックス・ファンド
• ニッセイ外国株式インデックスファンド

特徴:信託報酬が0.1%前後と超低コスト

メリット:

  • 金融庁が選定した安全性の高い商品のみ
  • 超低コストで長期投資に最適
  • 自動積立で投資初心者でも簡単
  • ドルコスト平均法で価格変動リスクを軽減

成長投資枠の特徴

対象:上場株式、ETF、投資信託など幅広い商品

投資できる商品例:
• 個別株式(トヨタ、ソニー、NTTなど)
• ETF(日経225、S&P500など)
• アクティブファンド
• REITなど

特徴:投資信託だけでなく個別株も買える

メリット:

  • 個別株式に投資できる
  • 一括投資が可能(タイミング投資)
  • 高配当株や成長株を狙える
  • より自由度の高い投資戦略が可能
⚠️ 注意点:
成長投資枠でも、つみたて投資枠の対象商品(インデックスファンド)を買うことができます。ただし、一度使った枠は変更できないので、将来的に個別株を買う予定がある人は、成長投資枠を温存しておく方が賢明です。

3. 投資レベル別|最適な使い分けパターン

パターン1:投資初心者(リスク低・手間なし)

推奨配分:つみたて投資枠100%

具体的な戦略:
• 月3万円〜10万円をつみたて投資枠で自動積立
• 商品:eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)のみ
• 成長投資枠:使わない(または同じ商品を追加)

メリット:
• 完全自動で手間なし
• 超低コストで安全性が高い
• 世界中に分散投資できる

→ 「何も考えたくない」初心者に最適!

パターン2:中級者(バランス重視)

推奨配分:つみたて投資枠70% + 成長投資枠30%

具体的な戦略:
• つみたて投資枠:月7万円(年間84万円)
 → eMAXIS Slim 全世界株式で安定運用
• 成長投資枠:月3万円(年間36万円)
 → 高配当株ETFや個別株を少額ずつ購入

メリット:
• コアは安全運用、サテライトで攻める
• 配当金の非課税メリットも享受
• リスク分散しつつ高リターンも狙える

→ 「安定+リターン」のバランス型!

パターン3:上級者(戦略的運用)

推奨配分:状況に応じて柔軟に

戦略例:

【戦略A】成長投資枠を優先
• つみたて投資枠:月3万円(最低限)
• 成長投資枠:月20万円(年間240万円)
• 理由:個別株の大型投資や、市場暴落時の一括投資に備える

【戦略B】つみたて投資枠を優先
• つみたて投資枠:月10万円(年間120万円満額)
• 成長投資枠:月20万円(年間240万円満額)
• 理由:最速5年で生涯投資枠1,800万円を使い切る

→ 相場環境や資金状況に応じて戦略を変える!
💡 意外と知られていないポイント:
成長投資枠では、つみたて投資枠の対象商品も買えます。つまり、「つみたて投資枠120万円 + 成長投資枠240万円 = 年間360万円」をすべてインデックスファンドに投資することも可能です。最速5年で1,800万円の枠を使い切りたい人におすすめ!

4. 年間投資額別|シミュレーション

ケース1:月3万円(年間36万円)

20年間運用した場合(年利5%)
• 投資元本:720万円
• 運用後資産:約1,230万円
• 利益:約510万円
• 税金:0円(非課税!)

課税口座なら税金約103万円 → 新NISAなら0円!

ケース2:月10万円(年間120万円)

15年間運用した場合(年利5%)
• 投資元本:1,800万円
• 運用後資産:約2,670万円
• 利益:約870万円
• 税金:0円(非課税!)

課税口座なら税金約176万円 → 新NISAなら0円!

ケース3:年間360万円満額

5年間で1,800万円の枠を使い切り、その後20年運用(年利5%)
• 投資元本:1,800万円
• 25年後の資産:約6,100万円
• 利益:約4,300万円
• 税金:0円(非課税!)

課税口座なら税金約870万円 → 新NISAなら0円!

5. 意外と知られていない新NISAのポイント

ポイント1:旧NISAとの併用は不可

2024年以降、旧NISA(一般NISA・つみたてNISA)での新規買付はできなくなりました。ただし、2023年までに買った商品は非課税期間が終わるまで保有可能です。

旧NISAの商品の扱い:
• つみたてNISA:2042年まで非課税保有可能
• 一般NISA:2027年まで非課税保有可能
• 新NISAとは別枠で管理される

→ 旧NISAは売却せず、そのまま保有がおすすめ!

ポイント2:ロールオーバー不要

旧NISAでは、非課税期間終了時に「ロールオーバー」という手続きが必要でしたが、新NISAは非課税期間が無期限なので、ロールオーバー不要です。

ポイント3:生涯投資枠1,800万円の戦略的な使い方

💡 意外と知られていないポイント:
生涯投資枠1,800万円のうち、成長投資枠は1,200万円までという制限があります。つまり、「つみたて投資枠600万円 + 成長投資枠1,200万円」が最大配分です。

個別株や高配当株ETFを多く買いたい人は、成長投資枠を優先的に使う戦略が有効です。

ポイント4:18歳から始められる

新NISAは18歳以上なら誰でも利用可能です。早く始めるほど複利効果が大きくなるので、若い世代ほど有利です。

18歳から始めた場合:
• 月3万円を40年間積立(年利5%)
• 投資元本:1,440万円
• 運用後資産:約4,570万円
• 利益:約3,130万円
• 税金:0円(非課税!)

課税口座なら税金約633万円 → 新NISAなら0円!

6. よくある失敗パターン5選

失敗1:成長投資枠でインデックスファンドを買ってしまう

問題点:インデックスファンドはつみたて投資枠でも買えます。成長投資枠を使ってしまうと、将来的に個別株を買いたくなった時に枠が足りなくなります。

対策:インデックスファンドはつみたて投資枠で買い、成長投資枠は個別株用に温存する。

失敗2:一括投資でタイミングを狙う

問題点:市場の底を予測するのは不可能です。一括投資は高値掴みのリスクが高く、初心者には向きません。

対策:積立投資でドルコスト平均法を活用し、価格変動リスクを軽減する。

失敗3:短期売買を繰り返す

問題点:新NISAは長期投資を前提とした制度です。短期売買を繰り返すと、せっかくの非課税メリットを十分に活かせません。

対策:最低10年、できれば20年以上の長期保有を前提に投資する。

失敗4:高コストのアクティブファンドを選ぶ

問題点:信託報酬が1%以上のアクティブファンドは、長期運用でコストが積み上がり、リターンを圧迫します。

対策:信託報酬0.1%前後の超低コストインデックスファンドを選ぶ。

失敗5:生涯投資枠1,800万円を焦って使い切る

問題点:無理して1,800万円を使い切ろうとして、生活費を削ったり、借金をするのは本末転倒です。

対策:自分のペースで、無理のない範囲で投資する。生涯投資枠は一生使えるので、焦る必要はありません。

7. まとめ:新NISAを最大限活用するために

新NISAは、「生涯投資枠1,800万円」「非課税期間無期限」という画期的な制度です。つみたて投資枠と成長投資枠を上手に使い分けることで、最大限のメリットを享受できます。

新NISAの使い分け戦略まとめ:

【初心者】つみたて投資枠100%
→ eMAXIS Slim 全世界株式で完全自動運用

【中級者】つみたて70% + 成長30%
→ コア(インデックス)とサテライト(個別株)のバランス運用

【上級者】柔軟に使い分け
→ 相場環境や目標に応じて戦略を変える

最も重要なのは「早く始めること」です。
複利効果は時間をかけるほど大きくなります。今すぐシミュレーションして、新NISAを始めましょう!

8. 関連する便利ツール

9. 関連記事