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手取り額を増やす7つの方法|給与明細の見方完全ガイド|2025年版

公開日:2025年12月24日|更新日:2025年12月24日|カテゴリ:給与・労働

「年収500万円なのに、手取りは約390万円しかない…」「同じ年収の友人より手取りが少ない気がする…」こんな疑問を持ったことはありませんか?

実は、年収が同じでも、社会保険料や税金の違いで手取り額は大きく変わります。この記事では、給与明細の正しい見方から、手取りを増やすための具体的な7つの方法まで、徹底解説します。

この記事で分かること:
  • 給与明細の見方と手取り額の計算方法
  • 年収が同じでも手取りが違う理由
  • 社会保険料・所得税の仕組み
  • 手取りを増やす7つの具体的な方法
  • 年収別の手取り額シミュレーション

1. 給与明細の見方|手取り額はこう決まる

給与明細の基本構造

給与明細は大きく分けて、「支給」「控除」「差引支給額(手取り)」の3つで構成されています。

項目 内容
支給 基本給、残業手当、通勤手当、住宅手当など
控除 健康保険、厚生年金、雇用保険、所得税、住民税
差引支給額 支給 - 控除 = 手取り額

手取り額の計算式

年収500万円の場合の手取り計算:

【支給】
年収:500万円

【控除】
• 健康保険料:約25万円(5.0%)
• 厚生年金保険料:約46万円(9.15%)
• 雇用保険料:約3万円(0.6%)
• 所得税:約14万円
• 住民税:約22万円
控除合計:約110万円

【手取り】
500万円 - 110万円 = 約390万円

→ 年収の約78%が手取り額!
💡 意外と知られていないポイント:
年収が上がっても、手取りの割合は下がります。年収400万円なら手取り約80%ですが、年収1,000万円では約75%に。これは累進課税により所得税率が上がるためです。

2. 年収が同じでも手取りが違う5つの理由

理由1:扶養家族の有無

扶養家族がいると、所得税・住民税が大幅に減額されます。

年収500万円・配偶者あり(扶養)の場合:
• 配偶者控除:38万円
• 所得税:約14万円 → 約11万円(3万円減)
• 住民税:約22万円 → 約19万円(3万円減)

→ 年間約6万円、手取りが増える!

理由2:住宅ローン控除の有無

住宅ローン控除は、年末ローン残高の0.7%が所得税から直接引かれます。

ローン残高3,000万円の場合:
• 住宅ローン控除:3,000万円 × 0.7% = 21万円
• 所得税:14万円 → 0円(全額控除)
• 残り7万円は住民税から控除

→ 年間約21万円、手取りが増える!

理由3:ふるさと納税の活用

ふるさと納税は、実質2,000円の負担で返礼品がもらえる+税金が安くなります。

年収500万円・独身の場合:
• 限度額:約61,000円
• 実質負担:2,000円
• 返礼品価値:約18,000円(還元率30%)

→ 実質16,000円のプラス!

理由4:iDeCoの活用

iDeCo(個人型確定拠出年金)は、掛金が全額所得控除されます。

月2万円(年間24万円)をiDeCoに拠出した場合:
• 所得税:14万円 → 約10万円(4万円減)
• 住民税:22万円 → 約19万円(3万円減)

→ 年間7万円の節税効果!
→ 24万円拠出して7万円戻るので、実質17万円の負担

理由5:会社の福利厚生の違い

会社によっては、社会保険料の一部を会社が多く負担していることがあります。

健康保険組合の違い:
• 協会けんぽ:料率10.0%(労使折半で5.0%ずつ)
• 大企業の健保組合:料率8.0%(労使折半で4.0%ずつ)

年収500万円の場合:
• 協会けんぽ:25万円
• 健保組合:20万円

→ 年間5万円の差!

3. 手取りを増やす7つの方法

方法1:iDeCoで所得控除を最大化

効果:★★★(年間最大約7万円の節税)

iDeCoは掛金が全額所得控除されるため、節税効果が非常に高いです。特に年収500万円以上の人におすすめ。

具体的な節税額:
• 年収400万円・月2万円拠出:約5万円の節税
• 年収500万円・月2万円拠出:約7万円の節税
• 年収700万円・月2万円拠出:約9万円の節税

→ 年収が高いほど節税効果大!
⚠️ 注意点:
iDeCoは原則60歳まで引き出せません。生活防衛資金を確保した上で始めましょう。

方法2:ふるさと納税を限度額まで活用

効果:★★★(実質負担2,000円で返礼品GET)

ふるさと納税は、実質2,000円の負担で返礼品(寄附額の30%相当)がもらえるお得な制度です。

年収別の限度額:
• 年収300万円:約28,000円
• 年収400万円:約42,000円
• 年収500万円:約61,000円
• 年収600万円:約77,000円
• 年収700万円:約108,000円

→ 限度額まで使えば、年収500万円で約16,000円分お得!

方法3:住宅ローン控除を受ける

効果:★★★(年間最大約21万円の控除)

住宅を購入した人は、住宅ローン控除で所得税・住民税が大幅に減額されます。

新築住宅・借入3,000万円の場合:
• 控除額:3,000万円 × 0.7% = 21万円
• 控除期間:13年間
• 総控除額:約273万円

→ 13年間で約273万円もお得!

方法4:医療費控除を申請する

効果:★★(年間約2〜5万円の還付)

年間10万円以上の医療費がかかった場合、確定申告で医療費控除を受けられます。

年間医療費20万円の場合:
• 控除額:20万円 - 10万円 = 10万円
• 所得税の還付:10万円 × 20% = 約2万円
• 住民税の減額:10万円 × 10% = 約1万円

→ 合計約3万円戻ってくる!
💡 知っておきたいポイント:
医療費控除は家族全員分を合算できます。配偶者や子どもの医療費も忘れずに申請しましょう。

方法5:扶養家族を正しく申請する

効果:★★(年間約6万円の節税)

配偶者控除・扶養控除を忘れずに申請しましょう。年末調整で簡単にできます。

控除額:
• 配偶者控除:38万円
• 扶養控除(一般):38万円
• 扶養控除(特定):63万円(19〜22歳の子ども)

配偶者+子ども2人(19歳、15歳)の場合:
• 控除額合計:38万円 + 63万円 + 38万円 = 139万円
• 節税額:約28万円

→ 年間約28万円も手取りが増える!

方法6:副業で所得分散

効果:★★(年間約5〜10万円の節税)

副業を事業所得として申告し、経費を計上することで税金を減らせます。

副業収入50万円・経費30万円の場合:
• 事業所得:50万円 - 30万円 = 20万円
• 所得税:20万円 × 20% = 4万円

【経費なしの場合】
• 雑所得:50万円
• 所得税:50万円 × 20% = 10万円

→ 経費計上で6万円の節税!
⚠️ 注意点:
事業所得として認められるには、継続性・反復性が必要です。税務署に確認しましょう。

方法7:社会保険料の見直し

効果:★(年間約3〜5万円)

4〜6月の残業を減らすことで、社会保険料の算定基礎額を下げられます。

💡 意外と知られていないポイント:
社会保険料は4〜6月の給与平均で決まります。この期間の残業を減らせば、翌年8月まで社会保険料が安くなります。

例:4〜6月の残業を月20時間減らす(月5万円減)
→ 社会保険料:年間約7万円減
→ 手取り増加:年間約7万円

ただし、年収も下がるので注意!

4. 年収別|手取り額シミュレーション

年収300万円の場合

【独身・控除なし】
• 年収:300万円
• 健康保険料:約15万円
• 厚生年金保険料:約27万円
• 雇用保険料:約2万円
• 所得税:約6万円
• 住民税:約12万円
手取り:約238万円(79%)

【iDeCo月1万円・ふるさと納税2.8万円】
• 所得税:約4万円(2万円減)
• 住民税:約9万円(3万円減)
手取り:約243万円(81%)

→ 約5万円の手取り増!

年収500万円の場合

【独身・控除なし】
• 年収:500万円
• 健康保険料:約25万円
• 厚生年金保険料:約46万円
• 雇用保険料:約3万円
• 所得税:約14万円
• 住民税:約22万円
手取り:約390万円(78%)

【iDeCo月2万円・ふるさと納税6.1万円・住宅ローン控除21万円】
• 所得税:約0万円(14万円減)
• 住民税:約12万円(10万円減)
手取り:約414万円(83%)

→ 約24万円の手取り増!

年収700万円の場合

【独身・控除なし】
• 年収:700万円
• 健康保険料:約35万円
• 厚生年金保険料:約64万円
• 雇用保険料:約4万円
• 所得税:約31万円
• 住民税:約36万円
手取り:約530万円(76%)

【iDeCo月2.3万円・ふるさと納税10.8万円・住宅ローン控除21万円】
• 所得税:約16万円(15万円減)
• 住民税:約22万円(14万円減)
手取り:約559万円(80%)

→ 約29万円の手取り増!

5. よくある質問

Q1. 年収と手取りの違いは?

年収は税金や社会保険料を引く前の金額、手取りは引いた後の金額です。一般的に、手取りは年収の75〜80%程度です。

Q2. ボーナスの手取りはどう計算する?

ボーナスは通常の給与より税率が低いです。ボーナス÷12ヶ月の金額に対応する税率で計算されるため、手取り率は約85%と高めです。

Q3. 転職したら手取りはどう変わる?

年収が上がっても、手取り率は下がることがあります。年収600万円→800万円なら、増加額200万円のうち手取り増は約150万円(75%)です。

Q4. フリーランスと会社員、どちらが手取りが多い?

同じ年収なら、会社員の方が手取りが多いです。フリーランスは社会保険料(国民年金・国民健康保険)を全額自己負担する必要があります。

6. まとめ:手取りを増やすための行動リスト

今すぐできる手取りアップ術:

【優先度★★★】
✅ iDeCoを始める(年間約7万円の節税)
✅ ふるさと納税を限度額まで使う(実質16,000円のプラス)
✅ 扶養家族を正しく申請(年間約6万円の節税)

【優先度★★】
✅ 医療費控除を申請(年間約2〜5万円の還付)
✅ 住宅ローン控除を受ける(年間最大約21万円)

【優先度★】
✅ 副業で経費計上(年間約5〜10万円の節税)
✅ 4〜6月の残業を調整(年間約3〜5万円)

最も重要なのは「iDeCo」と「ふるさと納税」です。
この2つだけでも年間約10万円の手取りアップが可能!

7. 関連する便利ツール

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