犬の餌量・餌代計算ツール

体重や年齢から、1日の給餌量とフード代の目安をかんたん計算

1日の給餌量とフード代を計算

この犬の餌量・餌代計算ツールでは、 体重・年齢区分・活動量・避妊去勢の有無を入力すると、 一般的な計算式にもとづいて1日に必要なエネルギー量(kcal)を求めます。

さらに、使っているドッグフードのカロリー(100gあたり)価格(1kgあたり)を入力すると、 1日の給餌量(g)餌代の目安も計算します。

kg
現在の体重を入力します。体重が大きく変化している場合は、最新の値に更新してから使ってください。
犬種や個体差によって成長スピードは異なります。目安として近いものを選んでください。
ふだんの生活スタイルのイメージで選びます。 迷ったときは「ふつう」から始めて、体型を見ながら調整するのがおすすめです。
避妊・去勢をすると基礎代謝が下がるため、必要カロリーが減少します。
kcal / 100g
フードのパッケージに記載されています。未入力の場合、給餌量は計算されません。
円 / kg
未入力の場合、餌代は計算されません。

📘 このツールの使い方

  1. 体重(kg)を入力します。
  2. 年齢区分を選択します(子犬/成犬/シニア)。
  3. 活動量を選択します(おだやか/ふつう/よく動く)。
  4. 避妊・去勢の状況を選択します。
  5. フードのカロリー価格を入力します(任意)。
  6. 「計算する」をタップすると、1日の必要カロリー・給餌量・餌代が表示されます。

計算結果は目安です。愛犬の体型や健康状態を観察しながら、給餌量を調整してください。

💡 1日の必要カロリー(RERと係数)の考え方

RER(安静時エネルギー必要量)の計算

犬の必要カロリー計算の基本は、RER(Resting Energy Requirement:安静時エネルギー必要量)です。 これは、犬が安静にしている状態で必要とする最低限のエネルギー量を示します。

RER = 70 × (体重kg)^0.75

例えば、体重5kgの犬の場合:
RER = 70 × (5^0.75) = 70 × 3.34 ≒ 234kcal

このRERに、年齢・活動量・避妊去勢の状況に応じた係数をかけることで、 実際に必要な1日のエネルギー量(DER:Daily Energy Requirement)が求められます。

係数の使い分け

子犬(成長期): 成長のためにエネルギーが多く必要です。係数は約2.0〜3.0と高く設定されます。 月齢や犬種によって成長スピードが異なるため、獣医師のアドバイスを優先してください。

成犬(活動的): 標準的な活動量の成犬では係数1.6〜1.8が一般的です。 毎日散歩に行き、適度に遊ぶ犬が該当します。

避妊・去勢済みの成犬: 避妊・去勢手術により基礎代謝が10〜20%低下するため、係数は1.4〜1.6に下がります。 手術後の体重増加を防ぐため、給餌量の調整が重要です。

シニア犬(高齢犬): 活動量の低下により、必要カロリーは減少します。係数は1.2〜1.4程度です。 関節や内臓の負担を減らすため、適正体重の維持が大切です。

肥満傾向の犬: 減量が必要な場合、理想体重のRERに係数1.0〜1.2をかけた値を目標にします。 急激な減量は健康に悪影響を与えるため、獣医師の指導のもとで行ってください。

フード量(g)への換算

必要カロリーが分かったら、ドッグフードの栄養成分表示を確認します。 一般的なドライフードは100gあたり300〜400kcal程度です。

1日の給餌量(g) = 必要カロリー(kcal) ÷ (フードのkcal/100g) × 100

例:必要カロリー400kcal、フード350kcal/100gの場合
給餌量 = 400 ÷ 350 × 100 = 約114g

餌代の目安

月間・年間のフード代を把握しておくと、家計管理や予算計画に役立ちます。

例:1日114g、1kgあたり2,000円のフードの場合
・1日の餌代 = 114g ÷ 1,000 × 2,000円 = 約228円
・月間の餌代 = 228円 × 30日 = 約6,840円
・年間の餌代 = 6,840円 × 12ヶ月 = 約82,080円

プレミアムフードは1kgあたり3,000〜5,000円、一般的なフードは1,000〜2,000円が相場です。 価格だけでなく、原材料の品質や犬の健康状態も考慮して選びましょう。

体型チェック(BCS:ボディコンディションスコア)

給餌量が適切かどうかは、BCS(Body Condition Score)で判断できます。 BCSは5段階評価で、3が理想的な体型です。

BCS 1(痩せすぎ):肋骨・背骨が目立つ、くびれが極端、脂肪がほとんどない
BCS 2(やや痩せ):肋骨が容易に触れる、上から見て明確なくびれ
BCS 3(理想体型):肋骨は触れるが見えない、適度なくびれ、横から見て腹部が持ち上がっている
BCS 4(やや肥満):肋骨が触りにくい、くびれが不明瞭、腹部の脂肪が増加
BCS 5(肥満):肋骨が触れない、くびれがない、腹部が垂れ下がっている

月に1回程度、愛犬の体型をチェックし、BCSが3を維持できるよう給餌量を調整しましょう。

肥満予防と健康維持のポイント

給餌量の計量: 目分量ではなく、毎回計量カップや キッチンスケールで正確に測りましょう。 「だいたい」で与えると、気づかないうちに肥満になります。

おやつの管理: おやつは1日の必要カロリーの10%以内に抑えます。 おやつを与えた日は、その分フードの量を減らして調整してください。

定期的な体重測定: 月に1〜2回は体重を測り、増減をチェックします。 急激な体重変化(月に5%以上)があれば、獣医師に相談してください。

適度な運動: 散歩は犬のサイズや年齢に応じて、1日20分〜1時間が目安です。 運動不足は肥満だけでなく、ストレスの原因にもなります。

フード選びのポイント: 原材料の最初に肉類(チキン、ビーフなど)が記載されているフードが良質です。 穀物が主原料のフードは栄養価が低い場合があります。 年齢やライフステージに合ったフードを選びましょう。

注意:このツールは健康な犬を対象とした一般的な計算式です。療法食や特別な健康管理が必要な場合は、獣医師の指示に従ってください。

❓ よくある質問(FAQ)

計算結果どおりにあげれば、必ず適正体重になりますか?

このツールの結果は、あくまで一般的なモデルにもとづく目安です。 実際には、犬種・性格・体質・環境・代謝率によって、必要なエネルギー量は大きく変わります。 定期的に体重やボディコンディションスコア(BCS)を確認しながら、 10%程度ずつ給餌量を調整することが大切です。

子犬の場合、どのくらい気をつければよいですか?

子犬は成長のステージによって必要なカロリーが大きく変わります。 生後2〜4ヶ月は特に成長が早く、成犬の2〜3倍のカロリーが必要です。 大型犬は成長期が長く(12〜18ヶ月)、小型犬は短い(8〜10ヶ月)ため、 犬種に合わせた給餌計画が必要です。 月に1回は体重を測り、成長曲線と比較しながら調整してください。

療法食を使っている場合にも、このツールを使ってよいですか?

腎臓病・心臓病・アレルギー・糖尿病・肥満などの療法食を利用している場合は、 必ず主治医の指示を優先してください。 このツールは一般的な健康状態の犬を想定した簡易モデルであり、 療法食は特別な栄養設計がされているため、給餌量も専門的な判断が必要です。

給餌回数が複数回の場合はどう考えればよいですか?

計算結果は「1日に合計であげる量」です。 成犬は1日2回、子犬は3〜4回に分けて与えるのが一般的です。 一度に大量に食べると消化不良や胃捻転のリスクが高まるため、 特に大型犬は複数回に分けることが推奨されます。

体重が増え続ける・減り続ける場合はどうすればよいですか?

体重が想定より増え続けるときは、給餌量を10%程度ずつ減らしながら2週間様子を見ます。 減り続けるときは10%増やして調整してください。 1ヶ月で5%以上の体重変化があれば、病気の可能性もあるため、早めに動物病院に相談してください。 元気がない、食欲不振、下痢・嘔吐などの症状があれば、すぐに受診しましょう。

避妊・去勢後はすぐに餌の量を減らすべきですか?

避妊・去勢手術後は基礎代謝が10〜20%低下します。 手術直後から給餌量を10〜20%減らし、2〜3ヶ月かけて体重の変化を観察してください。 多くの犬は手術後に太りやすくなるため、早めの対策が肥満予防につながります。

シニア犬になったら、どのように給餌量を調整すればいいですか?

7歳を超えたあたりから、活動量が減少し、必要カロリーも減ります。 消化機能も低下するため、消化の良いシニア用フードへの切り替えを検討してください。 タンパク質の質を保ちつつ、カロリーを控えめにしたフードが理想的です。 また、関節や腎臓のサポート成分(グルコサミン、オメガ3など)が含まれたフードもおすすめです。

手作り食の場合はどう計算すればいいですか?

手作り食の場合、各食材のカロリーを合計して、1日の必要カロリーと照らし合わせます。 鶏肉100g ≒ 200kcal、ご飯100g ≒ 168kcal、野菜類100g ≒ 20〜40kcalなどを目安にしてください。 ただし、手作り食は栄養バランスが難しいため、獣医師や動物栄養士の指導を受けることをおすすめします。