地震保険料計算ツール

都道府県(等地)と建物構造から、地震保険料をかんたん試算

建物情報を入力

都道府県(等地)、建物の構造、火災保険金額を入力すると、 地震保険の年間保険料5年契約の場合の保険料を概算できます。 このツールでは建物部分のみを対象としており、家財の地震保険料は含まれていません。

地震リスクに応じて3つの等地に分類(等地3ほど保険料が高くなります)
木造(イ構造)は地震に弱いため、一般に保険料が高くなります
建物の火災保険金額を入力(契約中の保険証券に記載されています)
該当する耐震等級・割引を選択(複数に該当する場合も、最も有利な1つのみ適用されます)

📘 このツールの使い方

  1. 都道府県を選択します(等地が自動判定されます)。
  2. 建物構造を選択します(木造or非木造)。
  3. 火災保険金額を入力します。
  4. 割引制度を選択します(建築年・耐震等級など)。
  5. 「保険料を計算する」をタップします。
  6. 年間保険料・5年契約の保険料が表示されます。

計算結果は2025年時点の料率に基づく概算です。実際の保険料は保険会社にご確認ください。

💡 地震保険の仕組みと活用方法

地震保険とは

地震保険は、地震・噴火・津波が原因で建物や家財に生じた損害を補償する保険です。 火災保険では地震による損害は補償されないため、地震リスクに備えるには地震保険への加入が必要です。

地震保険は単独では加入できず、火災保険とセットで加入します。 すでに火災保険に加入している場合でも、途中から地震保険を追加することができます。

保険金額の上限と設定

地震保険の保険金額は、火災保険金額の30〜50%の範囲で設定します。 上限額は以下の通りです:

・建物:最大5,000万円
・家財:最大1,000万円

例えば、火災保険金額が建物3,000万円の場合、地震保険は900万円〜1,500万円の範囲で設定できます。 5,000万円以上の建物でも、地震保険の上限は5,000万円×50% = 2,500万円までとなります。

基本料率(2025年時点・年間・保険金額1,000万円あたり)

地震保険料は、都道府県の地震リスクに応じた「等地」と建物の「構造」によって決まります。

等地1(地震リスク低):
イ構造(木造):7,100円 / ロ構造(非木造):3,600円

等地2(地震リスク中):
イ構造:16,600円 / ロ構造:9,700円

等地3(地震リスク高):
イ構造:38,900円 / ロ構造:27,500円

例:東京都(等地3)、木造、保険金額1,500万円の場合
年間保険料 = 38,900円 × 1.5 = 58,350円

主な割引制度

地震保険には、建物の耐震性に応じた割引制度があります。 複数の割引に該当する場合でも、最も有利な割引が1つだけ適用されます(重複適用不可)。

建築年割引(10%):
1981年6月以降に建築された住宅が対象です。 建築確認済証や登記簿謄本で建築年を確認できます。

耐震診断割引(10%):
耐震診断または耐震改修を実施し、耐震基準を満たしている建物が対象です。

耐震等級割引:
住宅性能評価制度による耐震等級に応じて割引されます。
・耐震等級1:10%割引
・耐震等級2:30%割引
・耐震等級3:50%割引

例:耐震等級3(50%割引)の場合、年間保険料58,350円 → 29,175円に

補償内容の区分

地震保険は、損害の程度に応じて4段階で保険金が支払われます:

全損:保険金額の100%(時価を上限)
主要構造部の損害額が時価の50%以上、または焼失・流失した床面積が延床面積の70%以上

大半損:保険金額の60%
主要構造部の損害額が時価の40%以上50%未満、または床面積の50%以上70%未満

小半損:保険金額の30%
主要構造部の損害額が時価の20%以上40%未満、または床面積の20%以上50%未満

一部損:保険金額の5%
主要構造部の損害額が時価の3%以上20%未満、または床面積が全体の3%以上20%未満

地震保険の必要性

地震保険が必要な理由:
日本は地震大国で、いつどこで大地震が発生してもおかしくありません。 火災保険だけでは地震による損害は補償されず、地震で倒壊・火災が発生しても保険金は支払われません。

特に加入を検討すべき人:
・住宅ローンが残っている(ローンが残る中で住む場所を失うリスク回避)
・貯蓄が少ない(建て替え・修繕の費用が準備できない)
・首都直下型地震・南海トラフ地震などのリスクが高い地域に住んでいる
・木造住宅に住んでいる(耐震性が鉄筋コンクリート造より低い)
・高齢で再建築が難しい(仮住まいや生活再建の費用が必要)

加入の優先度が低いケース:
・十分な貯蓄があり、自力で再建できる
・賃貸住宅に住んでいる(建物の地震保険は大家が加入)
・古い建物で、建て替えを検討している

補償額の決め方

地震保険の保険金額は、「全損した場合にどこまで復旧したいか」を基準に考えます。

最低限の復旧を目指す場合:
火災保険金額の30%程度。住宅ローンの残債がない、または貯蓄がある場合に選択。
例:火災保険3,000万円 → 地震保険900万円

標準的な復旧を目指す場合:
火災保険金額の40〜45%程度。住宅ローンが残っている場合や、貯蓄が限られる場合に推奨。
例:火災保険3,000万円 → 地震保険1,200〜1,350万円

できる限りの復旧を目指す場合:
火災保険金額の50%(上限)。住宅ローン残債が大きい、貯蓄が少ない場合に選択。
例:火災保険3,000万円 → 地震保険1,500万円

実際の地震時の補償シミュレーション

ケース1:大規模地震で全損(保険金額1,500万円)
支払われる保険金:1,500万円(100%)
この保険金で、仮住まいの費用、住宅ローンの一部返済、建て替えの頭金などに充てることができます。

ケース2:中規模地震で大半損(保険金額1,500万円)
支払われる保険金:900万円(60%)
大規模修繕の費用や、仮住まいの費用に充当できます。

ケース3:小規模地震で一部損(保険金額1,500万円)
支払われる保険金:75万円(5%)
小規模な修繕費用(外壁のひび割れ、内装の修復など)に使えます。

長期契約のメリット

地震保険は1年契約のほか、最長5年間の長期契約が可能です。 長期契約の場合、保険料の総額が割安になります(当ツールでは5年で約5%割引として計算)。

長期契約のメリット:
・保険料の総額が安くなる
・毎年の更新手続きが不要
・保険料率の改定があっても、契約期間中は料率が変わらない

長期契約のデメリット:
・一括払いで初期費用が高額になる
・途中解約時の返戻金の計算が複雑
・ライフスタイルの変化(引越し、建て替えなど)に対応しにくい

注意:このツールは2025年時点の料率に基づく概算です。実際の保険料・補償内容は、加入予定の保険会社・代理店にご確認ください。

このツールの計算方法

  • ① 地震保険金額の計算
    火災保険金額 × 50%(建物上限 5,000万円まで)
  • ② 年間保険料(基本)の計算
    地震保険金額 ÷ 1,000万円 × 等地・構造ごとの基本料率
  • ③ 割引適用後の保険料
    年間保険料(基本) − 年間保険料(基本) × 割引率
  • ④ 5年契約の保険料
    年間保険料(割引後) × 5年 × 0.95(長期契約の割引係数として約5%割引を想定)

※実際の長期係数は保険会社や商品により異なります。本ツールでは目安として一律0.95を使用しています。

❓ よくある質問(FAQ)

地震保険の保険金額は、いくらに設定するのが目安ですか?

原則として、火災保険金額の30〜50%の範囲で設定します。
最低限の復旧:30%程度(貯蓄がある場合)
標準的な復旧:40〜45%(住宅ローンが残っている場合)
できる限りの復旧:50%(住宅ローン残債が大きい、貯蓄が少ない場合)
「全損した場合にどこまで復旧したいか」を基準に、住宅ローン残高や貯蓄額を考慮して決めましょう。

等地(等地1〜3)はどのように決まっていますか?

都道府県ごとの地震リスクに応じて、全国が3つの等地(1・2・3)に区分されています。
等地1:地震リスク低(北海道、福岡など)
等地2:地震リスク中(大阪、京都、愛知など)
等地3:地震リスク高(東京、神奈川、静岡など)
当ツールでは、プルダウンで選んだ都道府県ごとに等地を自動的に判定し、その等地に対応した料率を使用しています。

木造と非木造で保険料はどれくらい違いますか?

一般的に、木造(イ構造)は地震による損害リスクが高いため、非木造(ロ構造)より保険料が高くなります。
例えば、等地3(リスク高)の場合、1,000万円あたりの年間保険料は、 木造 38,900円、非木造 27,500円と、約1.4倍の差があります。
鉄筋コンクリート造や鉄骨造の建物は、ロ構造に分類され保険料が安くなります。

どの割引(建築年・耐震診断・耐震等級)を選べばよいですか?

建築確認済証、設計図書、住宅性能評価書などで、耐震等級や建築年を確認できます。
複数の割引に該当する場合でも、実際の契約では最も割引率が高い1つのみが適用されます。
例:建築年割引10%と耐震等級3(50%)の両方に該当する場合、耐震等級3の50%が適用されます。
不明な場合は、加入中または検討中の保険会社・代理店に確認してください。

5年契約のメリット・デメリットは何ですか?

一般に、1年契約よりも5年などの長期契約の方が、トータルの保険料は割安になります(当ツールでは5年で約5%割引として計算)。
メリット:保険料の総額が安い、毎年の更新手続き不要、料率改定の影響を受けない
デメリット:一括払いで初期費用が高額、途中解約時の返戻金計算が複雑、ライフスタイル変化に対応しにくい
ただし、保険料を一括で払う必要があり、途中で解約すると返戻金の計算方法が商品ごとに異なります。ライフプランに合わせて検討してください。

このツールの結果を、そのまま見積もりとして使えますか?

本ツールの結果はあくまで概算シミュレーションです。実際の保険料や補償内容は、保険会社の商品内容・長期係数・家財の有無・建物の詳細などによって変わります。
正式な見積もりや加入可否については、必ず保険会社・代理店の試算結果をご確認ください。

地震保険に加入していないと、地震で家が壊れても何ももらえませんか?

はい、火災保険だけでは地震による損害は補償されません。 地震で倒壊、火災、津波被害を受けても、火災保険では保険金は支払われません。 地震リスクに備えるには、地震保険への加入が必要です。

地震保険は途中から追加できますか?

はい、可能です。すでに火災保険に加入している場合でも、 契約期間の途中から地震保険を追加することができます。 加入中の保険会社または代理店に相談してください。