FX損益計算ツール

通貨ペア・ロット数・pipsから損益を計算

取引情報を入力

1ロット = 10,000通貨
プラスで利益、マイナスで損失
現在の為替レート(USD/JPYなど)
国内業者は最大25倍
売買の価格差(取引コスト)

計算結果

📘 このツールの使い方

  1. 通貨ペアを選択します(USD/JPY、EUR/USDなど)。
  2. ロット数を入力します(1ロット = 10,000通貨)。
  3. 獲得pipsを入力します(利益はプラス、損失はマイナス)。
  4. レバレッジを選択します(国内最大25倍)。
  5. 為替レートスプレッドを入力します。
  6. 「計算する」をタップして、損益・必要証拠金・スプレッドコストを確認します。

取引前のシミュレーション、損切りラインの設定、資金管理に活用できます。

💡 FX損益計算とリスク管理の詳細

FX取引の基本用語と仕組み

FX(外国為替証拠金取引)は、異なる通貨を交換することで為替差益を狙う投資手法です:

pips(ピップス):
為替レートの最小変動単位です。USD/JPYでは0.01円が1pipsに相当します。 例えば、ドル円が150.00円から150.50円に動いた場合、50pipsの変動となります。

ロット:
取引の単位で、1ロット = 10,000通貨を意味します。 USD/JPYで1ロット取引する場合、10,000ドル分の取引を行うことになります。 多くの業者では0.01ロット(1,000通貨)から取引可能です。

レバレッジ:
証拠金の何倍まで取引できるかを示す倍率です。 国内FX業者では金融庁の規制により最大25倍に制限されています。 海外業者では100倍、400倍、1000倍といった高レバレッジも可能ですが、リスクも同様に高まります。

スプレッド:
売値(Bid)と買値(Ask)の差で、FX業者の実質的な手数料となります。 USD/JPYで0.2〜1.0pips、EUR/JPYで0.4〜1.5pipsが一般的です。

損益の計算方法と具体例

FXの損益は、通貨ペアの種類によって計算方法が異なります:

円建て通貨ペア(USD/JPY、EUR/JPYなど):
損益 = ロット数 × 10,000通貨 × 獲得pips × 0.01円

例:USD/JPYで1ロット取引し、50pips獲得した場合
損益 = 1 × 10,000 × 50 × 0.01 = 5,000円

ドル建て通貨ペア(EUR/USD、GBP/USDなど):
損益 = ロット数 × 10,000通貨 × 獲得pips × 0.0001ドル × 為替レート

例:EUR/USDで1ロット、30pips獲得、ドル円レート150円の場合
損益 = 1 × 10,000 × 30 × 0.0001 × 150 = 4,500円

マイナスpipsを入力すると損失が計算され、損切りの目安を確認できます。

必要証拠金とレバレッジの関係

必要証拠金は、取引を行うために口座に預けておく必要がある資金です:

必要証拠金 = 取引金額 ÷ レバレッジ

例:USD/JPYが150円の時に1ロット取引する場合
取引金額 = 150円 × 10,000通貨 = 1,500,000円
レバレッジ25倍なら必要証拠金 = 1,500,000円 ÷ 25 = 60,000円

レバレッジが高いほど少ない資金で大きな取引が可能ですが、同時に損失リスクも拡大します。 国内業者は最大25倍ですが、海外業者では100倍、400倍、1000倍といった高レバレッジが可能です。 ただし、急激な相場変動により証拠金維持率が一定以下になるとロスカット(強制決済)が執行され、 預けた資金以上の損失(追証)が発生する可能性もあります。

通貨ペア別の特徴と選び方

USD/JPY(ドル円):
最も取引量が多く、スプレッドが狭い(0.2〜0.3pips)ため初心者向けです。 値動きは比較的穏やかで、米国と日本の経済指標に影響を受けます。 日本時間の取引に適しており、情報も豊富です。

EUR/JPY(ユーロ円):
ドル円より値動きが大きく、スプレッドは0.4〜0.5pips程度。 欧州経済とECB(欧州中央銀行)の政策に影響されます。 ボラティリティが高いため、中級者向けです。

GBP/JPY(ポンド円):
値動きが非常に激しく「殺人通貨」とも呼ばれます。スプレッドは0.8〜1.0pips。 大きな利益を狙えますが、損失リスクも高いため上級者向けです。 英国の経済指標やBrexit関連のニュースに敏感に反応します。

EUR/USD(ユーロドル):
世界最大の取引量を誇る通貨ペア。スプレッドは0.3〜0.5pips。 米国とユーロ圏の金利差や経済指標に影響されます。 ドル建てのため、円換算する際にドル円レートの確認が必要です。

AUD/JPY(豪ドル円)、NZD/JPY(NZドル円):
資源国通貨で、原油や金などのコモディティ価格に連動しやすいです。 高金利通貨のため、スワップポイント(金利差調整分)を狙う長期保有にも向いています。

リスク管理・資金管理の具体的方法

FXで長期的に利益を上げるには、リスク管理が最重要です:

2%ルール:
1回の取引で許容する損失を総資金の2%以内に抑えます。 例えば、資金100万円なら1回の損失上限は2万円です。 これにより、連続で負けても資金が急激に減少するのを防げます。

損切りラインの設定:
エントリー前に必ず損切りライン(ストップロス)を決めます。 テクニカル分析で直近の安値・高値、サポート・レジスタンスラインを基準にします。 感情的な判断を避け、機械的に損切りすることが重要です。

レバレッジの適切な設定:
初心者は実効レバレッジ(実際の取引額 ÷ 証拠金)を3〜5倍程度に抑えることを推奨します。 最大25倍のレバレッジが使えても、常に全力で取引する必要はありません。 余裕を持った証拠金で、ロスカットされにくい状態を維持しましょう。

ポジションサイズの計算:
許容損失額から逆算してロット数を決めます。
例:資金100万円、2%ルール(許容損失2万円)、損切り幅20pipsの場合
20,000円 ÷ (20pips × 0.01円 × 10,000通貨) = 10ロット...ではなく1ロット
正しくは:20,000円 ÷ (20pips × 0.01円) ÷ 10,000通貨 = 1ロット

分散投資:
複数の通貨ペアに資金を分散させることでリスクを軽減できます。 ただし、相関性の高い通貨ペア(例:EUR/JPYとGBP/JPY)は同時に動くため、 真の分散効果は限定的です。

初心者が避けるべき失敗パターン

高レバレッジでの過剰な取引:
「少額資金で大きく稼ぎたい」という心理から、25倍のフルレバレッジで取引してしまうケース。 わずか4%の逆行でロスカットされ、資金を失います。 実効レバレッジは3〜5倍程度に抑えましょう。

損切りせずに塩漬け:
含み損が膨らんでも「いつか戻るだろう」と損切りせず、さらに損失が拡大するパターン。 FXでは損切りが最も重要なスキルです。エントリー前に必ず損切りラインを設定し、機械的に実行してください。

ナンピン(難平):
損失ポジションに追加でエントリーして平均取得価格を下げる手法。 一時的に損失を取り戻せることもありますが、相場が逆行し続けると損失が倍増します。 初心者は絶対に避けるべき手法です。

感情的な取引(リベンジトレード):
損失を取り戻そうと焦って無計画な取引を繰り返すと、さらに損失が膨らみます。 1日の損失上限を決め、それに達したら取引を中止し、冷静に分析する時間を取りましょう。

経済指標発表時の取引:
米雇用統計、FOMC、日銀政策決定会合などの重要指標発表時は、 スプレッドが拡大し、値動きが激しくなります。 初心者は指標発表の前後30分〜1時間は取引を控えることを推奨します。

トレードスタイル別のアドバイス

スキャルピング(数秒〜数分):
1回の取引で1〜10pips程度を狙う超短期売買。スプレッドコストが重要なため、 スプレッドが狭い業者と通貨ペア(USD/JPY)を選びます。 瞬時の判断力と集中力が必要で、上級者向けです。

デイトレード(数時間〜1日):
1日の中でポジションを決済し、翌日に持ち越さないスタイル。 10〜50pips程度を狙います。スワップポイントを気にする必要がなく、 日中に時間が取れる方に向いています。

スイングトレード(数日〜数週間):
大きなトレンドに乗って50〜200pips以上を狙うスタイル。 スワップポイント(金利差調整分)が発生するため、プラススワップの方向で保有します。 日中忙しい方や、じっくり分析したい方に適しています。

長期保有(数ヶ月〜数年):
高金利通貨(AUD/JPY、NZD/JPY、TRY/JPYなど)でスワップポイントを狙います。 為替差損のリスクもあるため、低レバレッジ(実効2〜3倍)で運用します。 複利効果を活かした長期投資に向いています。

スプレッドとコストの重要性

スプレッドは、FX取引において避けられないコストです。 買値(Ask)と売値(Bid)の差額で、実質的な手数料となります。

主要通貨ペアのスプレッド目安:
・USD/JPY:0.2〜1.0pips
・EUR/JPY:0.4〜1.5pips
・GBP/JPY:0.8〜3.0pips
・EUR/USD:0.3〜1.0pips

スプレッドコスト = ロット数 × 10,000通貨 × スプレッド × 0.01円

例:1ロット、スプレッド0.3pipsの場合
スプレッドコスト = 1 × 10,000 × 0.3 × 0.01 = 30円

短期売買(スキャルピング、デイトレード)を行うトレーダーにとって、スプレッドは収益に大きく影響します。 1日に10回取引すれば300円、月間で6,000円以上のコストになります。 業者選びの際は、スプレッドの狭さも重要な比較ポイントです。

早朝(6〜8時)や経済指標発表時はスプレッドが拡大することも覚えておきましょう。

注意:FX取引はハイリスク・ハイリターンの投資です。必ず余裕資金で行い、適切なリスク管理を徹底してください。

❓ よくある質問(FAQ)

pipsとは何ですか?どう数えますか?

pips(ピップス)は為替レートの最小変動単位です。 USD/JPYの場合、小数点以下2桁が1pipsに相当します。 例えば、150.00円から150.50円への変動は50pipsです。 一方、EUR/USDなどドルストレート通貨ペアでは小数点以下4桁が1pipsで、 1.1000から1.1050への変動が50pipsとなります。 多くのFX業者では、さらに細かい小数点表示(USD/JPYで150.123円のように小数点3桁)がありますが、 これは0.1pips単位を示しています。損益計算では、この変動幅(pips)が利益や損失の基準となります。

国内業者と海外業者のレバレッジの違いは?

国内FX業者は金融庁の規制により、個人口座のレバレッジが最大25倍に制限されています。 これは投資家保護の観点から設定されたもので、法人口座でも100倍程度が上限です。 一方、海外FX業者は日本の金融庁の管轄外のため、100倍、400倍、1000倍といった高レバレッジが可能です。 高レバレッジは少額資金で大きな取引ができる利点がありますが、損失も同様に拡大するため極めて高リスクです。 また、海外業者は日本の金融保護制度の対象外であり、業者破綻時の資金保護がない点も注意が必要です。 初心者は国内業者の低レバレッジから始めることを強く推奨します。

スプレッドが変動するのはなぜですか?

スプレッドは市場の流動性や時間帯によって変動します。 取引量が多い時間帯(ロンドン・ニューヨーク市場が重なる日本時間21時〜翌2時頃)はスプレッドが狭くなる傾向があります。 逆に、流動性が低い早朝(日本時間6時〜8時頃)や週末明けの窓開け時はスプレッドが大きく拡大します。 また、重要な経済指標発表時(米雇用統計、FOMC、日銀政策決定会合など)や突発的なニュース発生時も、 市場が急変動するためスプレッドが広がります。 変動スプレッド制の業者では、こうした市況に応じてリアルタイムでスプレッドが変わります。 原則固定スプレッドを謳う業者でも、例外条件でスプレッドが拡大することがあるため、各業者の規約を確認しましょう。

ロスカットとは何ですか?

ロスカットは、含み損が一定水準に達した際に、FX業者が自動的にポジションを強制決済する仕組みです。 証拠金維持率(有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100)が一定以下(多くの国内業者で50〜100%)になると発動します。 例えば、10万円の証拠金で25倍レバレッジで取引し、含み損が5万円になると証拠金維持率は50%となり、 ロスカットの危険水準です。 ロスカットは投資家を大きな損失から守る仕組みですが、急激な相場変動時にはロスカット注文が間に合わず、 預けた証拠金を超える損失(追証)が発生することもあります。 これを避けるため、余裕を持った証拠金管理と、適切な損切りラインの設定が重要です。

1ロットはいくらの取引金額になりますか?

1ロットは10,000通貨を意味します。 USD/JPYで為替レートが150円の場合、1ロット取引すると「150円 × 10,000ドル = 1,500,000円(150万円)」の取引金額になります。 レバレッジ25倍なら、必要証拠金は「1,500,000円 ÷ 25 = 60,000円」です。 FX業者によっては、0.01ロット(1,000通貨)から取引可能なところもあり、 初心者や少額資金の方はこうした「ミニロット」「マイクロロット」から始めることができます。 例えば0.1ロット(1,000通貨)なら、必要証拠金は6,000円程度で済みます。 自分の資金量とリスク許容度に応じてロット数を調整することが、安全な取引の基本です。

このツールで税金は計算されますか?

いいえ、このツールは税引前の損益を計算します。FXの利益には税金がかかります。 国内FX業者の場合、申告分離課税で税率は一律20.315%(所得税15%、住民税5%、復興特別所得税0.315%)です。 例えば年間100万円の利益があった場合、約20万円が税金として徴収されます。 損失が出た年は、確定申告により最大3年間損失を繰り越すことができます。 海外FX業者の場合は総合課税となり、他の所得と合算して累進課税(最大約55%)が適用されます。 また、年間20万円以上の利益がある場合は確定申告が必要です。 正確な税額は税理士や税務署に相談してください。

初心者におすすめの通貨ペアは?

初心者にはUSD/JPY(ドル円)を強くおすすめします。 理由は以下の通りです:
・スプレッドが最も狭い(0.2〜0.3pips)
・値動きが比較的穏やか
・情報が豊富で、日本語のニュースや解説が充実
・日本時間でも取引しやすい
慣れてきたら、EUR/JPY(ユーロ円)やEUR/USD(ユーロドル)にも挑戦できます。 GBP/JPY(ポンド円)は値動きが激しいため、経験を積んでからにしましょう。

FXで勝つために最も重要なことは?

最も重要なのはリスク管理です。具体的には:
1. 1回の取引で資金の2%以上を失わない
2. エントリー前に必ず損切りラインを決める
3. 実効レバレッジを3〜5倍程度に抑える
4. 感情的な取引を避ける
5. 余裕資金で行う
「大きく稼ぐ」ことよりも「大きく負けない」ことを優先すれば、長期的に利益を積み上げられます。