新NISAでいくら増えるか計算する
新NISAで毎年いくら積み立てると、将来いくらになるか、 また、課税口座と比べてどれだけ節税になるかをシミュレーションできます。
📘 このツールの使い方
- 新NISAで毎年積み立てる金額(年間投資額)を入力します。
- 何年間運用するか(運用年数)を入力します。
- 想定する平均利回り(年率)を入力します。
- 「シミュレーションする」をタップすると、新NISAと課税口座の将来金額と節税額が表示されます。
💡 新NISAの仕組みと運用シミュレーション
積立額別・利回り別の資産額一覧(20年運用)
利回り3%の場合:
| 年間積立額 | 総投資額 (20年) |
新NISA 将来資産額 |
課税口座 税引後 |
節税額 |
|---|---|---|---|---|
| 月1万円 (年12万円) |
240万円 | 約328万円 | 約310万円 | 約18万円 |
| 月3万円 (年36万円) |
720万円 | 約985万円 | 約930万円 | 約55万円 |
| 月5万円 (年60万円) |
1,200万円 | 約1,641万円 | 約1,550万円 | 約91万円 |
| 月10万円 (年120万円) |
2,400万円 | 約3,282万円 | 約3,100万円 | 約182万円 |
利回り5%の場合:
| 年間積立額 | 総投資額 (20年) |
新NISA 将来資産額 |
課税口座 税引後 |
節税額 |
|---|---|---|---|---|
| 月1万円 (年12万円) |
240万円 | 約396万円 | 約364万円 | 約32万円 |
| 月3万円 (年36万円) |
720万円 | 約1,188万円 | 約1,092万円 | 約96万円 |
| 月5万円 (年60万円) |
1,200万円 | 約1,980万円 | 約1,820万円 | 約160万円 |
| 月10万円 (年120万円) |
2,400万円 | 約3,960万円 | 約3,640万円 | 約320万円 |
ポイント:利回りが高いほど、また積立期間が長いほど、節税効果が大きくなります。
新NISAとは?
新NISAは、株式や投資信託などの運用益が非課税になる制度です。
通常、運用益には約20%の税金がかかりますが、新NISA口座内の利益は税金がかかりません。
新NISAの特徴:
• 運用益が非課税(税金ゼロ)
• 年間投資枠:360万円(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円)
• 非課税保有限度額:1,800万円(生涯投資枠)
• 非課税期間:無期限(恒久化)
• いつでも売却・引き出し可能
新NISAと旧NISAの違い
| 項目 | 旧NISA | 新NISA (2024年〜) |
|---|---|---|
| 年間投資枠 | 一般120万円 つみたて40万円 |
合計360万円 (つみたて120万円 +成長240万円) |
| 非課税保有限度額 | 一般600万円 つみたて800万円 |
1,800万円 (うち成長投資枠 1,200万円まで) |
| 非課税期間 | 一般5年 つみたて20年 |
無期限 |
| 売却後の枠 | 再利用不可 | 再利用可能 |
| 併用 | 一般とつみたて 選択制 |
つみたてと成長 併用可能 |
このツールで分かること
• 一定額を毎年積み立てたときの将来の資産額(新NISA)
• 同じ条件で課税口座で運用した場合の税引き後の資産額
• 両者の差額としての節税額(払わずに済んだ税金の目安)
計算の前提
このツールでは、毎年末に一定額を投資し、一定の年利で増え続けると仮定した 積立投資の複利計算を行っています。
課税口座の場合は、運用で出た利益に対して毎年一定の税率がかかるとみなし、 年利からその分を差し引いた実効利回りで計算しています。
例:利回り5%、税率20.315%の場合
• 新NISA:年利5%で運用
• 課税口座:年利5% × (1 - 0.20315) = 約3.98%で運用
注意:このツールは簡易的な計算です。実際の運用成果は市場の変動により異なります。
📐 このツールの計算式
毎年一定額を積み立てる場合の将来価値(FV)は、以下の式で求めています。
新NISA:
FVNISA = 年間投資額 × {(1 + r)n − 1} ÷ r
課税口座(毎年課税されると仮定):
税引き後利回り r' = r × (1 − 税率)
FVtaxable = 年間投資額 × {(1 + r')n − 1} ÷ r'
節税額(税金の差)は、FVNISA − FVtaxable として表示します。
❓ よくある質問(FAQ)
実際の新NISAの上限額は考慮していますか?
このツールでは、制度上の年間投資上限や生涯投資上限を強制していません。
あくまで「この金額を毎年投資したらどうなるか」を見るためのシミュレーションです。
新NISAの投資上限:
• 年間投資枠:360万円(つみたて120万円+成長240万円)
• 非課税保有限度額:1,800万円(生涯投資枠)
利回りはどのくらいに設定すればいいですか?
インデックス投資の長期平均を参考に、3〜5%程度を目安とするケースが多いですが、 将来の値動きは保証されないため、ご自身のリスク許容度に合わせて設定してください。
過去の実績(参考):
• 全世界株式インデックス:年平均5〜7%程度
• S&P500(米国株):年平均7〜10%程度
• バランス型ファンド:年平均3〜5%程度
注意:過去の実績は将来の運用成果を保証するものではありません。
課税のタイミングは現実と同じですか?
実際の課税タイミングは売却時などですが、このツールではシンプルさを優先し、 「毎年の運用益に課税される」と仮定した実効利回りで計算しています。
実際の課税:
• 売却時に利益に対して20.315%課税
• 保有中は課税されない
このツールの仮定:
• 毎年の運用益に課税されると仮定
• 実効利回りで計算(簡易的)
新NISAはいくらから始められますか?
最低投資額:
証券会社により異なりますが、多くの証券会社では月100円から始められます。
おすすめの積立額:
• 初心者:月1〜3万円
• 中級者:月3〜5万円
• 上級者:月5〜10万円(年間投資枠の上限まで)
つみたて投資枠と成長投資枠の違いは?
つみたて投資枠:
• 年間投資枠:120万円
• 対象商品:金融庁が定める長期・積立・分散投資に適した投資信託
• 買付方法:定期的な積立のみ
成長投資枠:
• 年間投資枠:240万円
• 対象商品:上場株式、投資信託、ETF、REITなど
• 買付方法:一括購入・積立購入の両方可能
併用:
両方の枠を同時に使うことができます(合計年間360万円まで)。
新NISAとiDeCoの違いは?
新NISA:
• 年間投資枠:360万円
• 非課税期間:無期限
• いつでも引き出し可能
• 所得控除なし
• 運用益が非課税
iDeCo:
• 年間投資枠:14.4〜81.6万円(職業により異なる)
• 非課税期間:60歳まで
• 60歳まで引き出し不可
• 所得控除あり(掛金全額)
• 運用益が非課税
使い分け:
• 短期〜中期の資産形成:新NISA
• 老後資金の準備:iDeCo
• 両方併用するのが理想的
新NISAで損失が出た場合は?
新NISAで損失が出た場合、以下の点に注意が必要です:
1. 損益通算ができない:
新NISA口座の損失は、課税口座の利益と相殺(損益通算)できません。
2. 繰越控除ができない:
損失を翌年以降に繰り越すこともできません。
3. 非課税枠は戻らない:
損失が出ても、使った非課税枠は戻りません。
対策:
• 長期投資を前提に
• 分散投資でリスク軽減
• 一時的な下落で慌てて売らない
新NISAで買える商品は?
つみたて投資枠:
• インデックスファンド(全世界株式、S&P500など)
• アクティブファンド(金融庁が認めたもの)
• 対象商品:約280本(2024年時点)
成長投資枠:
• 上場株式(国内・外国株)
• 投資信託(つみたて投資枠の対象商品含む)
• ETF(上場投資信託)
• REIT(不動産投資信託)
注意:
• 整理・監理銘柄は対象外
• 信託期間20年未満の投資信託は対象外
• 高レバレッジ型・毎月分配型は対象外